勝手なOT論

いろんな学問に興味はあるが知識はまだまだな作業療法士です。日常で湧き出た思考を書き留めておくブログです。強い根拠もない思いつきのようなものですが、皆様からのご意見も頂戴したいです。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

教育の視点に立って

心理学においては、 褒める時は存在に着目し、 叱る時は行動と環境に着目すると良いらしいです。 パワハラの中にも人格否定するなっていう文言がありますが、 やはり相手に指摘する際は、 その人の内面はひとまず置いといて、 行動を変えるか、 環境を調整し…

方法で職業を説明したくない

「OTは手とか腕を良くします」 学生時代に実習先で聞いた患者さんへの作業療法の説明です。 つい最近もPTさんがこのような発言をしているのを聞きました。 「PTは足、OTは手」 ICFの考え方はどこにいったんだと気にしなければ、たしかにこの説明はわかりやす…

障害受容という言葉は必要か

障害受容という言葉を私は使わないようにしています。 患者さんから障害への悲観的、破局的な思考が聞かれた際に、 「あの患者さん、まだ障害受容できてないね」と評価する場合もあると思いますが、 障害受容という言葉を使いたくない理由が2つあります。 一…

EBMとセラピスト

以前は個人的にevidence based medicine(EBM)というと、 "エビデンスレベルの高い方法を優先して用いなさいよ"という意味合いだと思っていました。 なので、 EBMは患者さんより医療者主体の考え方なのかなっていう印象があり、 若干反発を感じていました。 …

well-beingと作業

well-beingの5つの要素 「PERMA」 と呼ばれるものがあるらしい。 well-being自体が「持続的幸福度」という形で判断することができ、 このPERMAを見ると、幸福への作業の貢献度は高いなぁと思います。 Positive emotion ポジティブ感情。 作業を通して得られ…