勝手なOT論

いろんな学問に興味はあるが知識はまだまだな作業療法士です。日常で湧き出た思考を書き留めておくブログです。強い根拠もない思いつきのようなものですが、皆様からのご意見も頂戴したいです。

PTとOTの違い、再考。

最近ICFでPTとOTの違いを説明するとわかりやすいかなと思い、メモ的に残しておきます。

 

まず、心身機能を身体機能(A)と心理精神機能(B)に、

活動を活動遂行能力(C)に、

参加を作業(D)にします。

 

病気にかかるなど健康状態が低下すると、

身体機能が低下し、活動遂行能力が低下し、結果作業機能障害を起こします。

つまり、A→C→Dの負の流れができます。

 

身体機能を向上させ、結果作業遂行を支援するというA→C→Dへと歯車を回していく視点がPTとします。

 

また、

健康状態の低下は、直接作業機能障害を引き起こすことも考えられます。

そうすると活動遂行能力が低下し、

身体機能と心理精神機能が低下します。

つまり、D→C→A Bの負の流れです。

 

作業機能障害を改善し、結果身体・心理精神機能を向上させるというD→C→A Bへと歯車を回していく視点がOTとしたら、自分の中ではわかりやすいです。

 

個人の中で、

病気、障害を抱えることは、

A( B)→C→DとD→C→A Bという二つの負の流れがあり、

悪循環を引き起こしていると考えられますが、

後者の考えはあまり世間的には認知されづらいところがあり、

それがOTの説明を難しくしているのではないでしょうか。

 

あくまで個人の見解ですが。